政策の一致を重視か “玉木総理”実現の可能性は?
井上キャスター:
基本政策が一致しないという懸念もあります。
国民民主党は数で合わせるだけではなく、政策が一致しないとおかしいという立場。一方で、立憲民主党はその違いは少し目をつぶってもいいのではないかとしています。

具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
【基本政策の違い】
<安全保障>
▼国民民主党
・「自分の国は自分で守る」
・敵基地攻撃を容認
▼立憲民主党
・専守防衛に徹する
・敵基地攻撃には慎重
<エネルギー政策>
▼国民民主党
・厳格な安全基準を満たした原発の稼働・リプレース・新増設
▼立憲民主党
・原発に依存しない社会を一日も早く実現
・新増設認めない
総理指名選挙で勝っても、相反する部分が一致していないと、すぐに瓦解するのではないかという気もします。

TBS報道局 政治部デスク 室井祐作:
かつて細川政権も8党連立ということがありましたが、基本政策が一致していなかったことで、8か月で終わってしまったという過去の実績があります。
国民民主党の玉木代表は基本政策の一致を見ないと、今後仮に政権交代になったとしても長くは続かないとのことで、特に「安全保障」と「エネルギー政策」の2つを重視しているということです。
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<プロフィール>
新田晃一
TBS報道局政治部 野党キャップ
休日には議員の地元めぐりも
室井祐作
TBS報道局政治部デスク 元官邸キャップ
過去石破氏の番記者を担当
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶応義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMia(イミア)」主宰