国民民主党を軸に?各党の会談続々 与野党で駆け引きが激化

井上キャスター:
14日の動きを時系列でみると、国民民主党を軸にしてさまざまな動きがあったといえそうです。

▼午後1時半ごろ 自民・国民幹事長会談
▼午後3時ごろ 自民党両院議員総会・懇談会(緊急)
▼午後4時ごろ 公明・国民幹事長会談
▼午後5時ごろ 立憲・維新・国民幹事長会談

TBS報道局 政治部デスク 室井祐作:
午後1時半から行われた自民・国民の幹事長会談は自民党から呼びかけ、「総理大臣指名選挙で『高市氏』と書いてほしい」と要求しました。

一方、国民民主側は2024年に自民・国民・公明の3党で合意した年収の壁の178万円までの引き上げやガソリンの暫定税率の廃止などを、「高市氏になってからも続けてほしい」と要求しました。

国民民主党の榛葉幹事長は、公明党にも同じことを要求したという会談なので、総理大臣指名選挙での対応が具体的に話し合われたものではないと見ています。

出水キャスター:
公明党と国民民主党の会談は、どちらから呼びかけたのかは分かっているのでしょうか。

TBS報道局 政治部デスク 室井祐作:
これは国民民主党側から呼びかけたということです。

井上キャスター:
永田町の理論で数の奪い合いがどんどん進んでいますが、有権者がどこか置いてきぼりという気もします。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
政権交代の可能性が出てきて、政治資金問題など国内の課題に対して、しっかりメスを入れる可能性があることは良いことだと思います。

一方で、外交など今まで培ってきたネットワークや海外との交渉に対しては、懸念があるように感じます。

TBS報道局 政治部デスク 室井祐作:
外交については継続性が重視されます。政権交代となった場合、そのあたりの懸念は当然あるとは思いますが、外務省や外交当局がしっかり支えると思うので、それほど大きな影響はないのかもしれません。