【クマ外傷の特徴】
中永医師は、北海道のヒグマは、本州のツキノワグマより体が大きく力も強いので、被害の大きさは比にならないとも話しています。

クマの攻撃で傷を負った部位のうち、顔面が90%、続いて腕70%、頭部60%、脚40%と上半身が圧倒的に多くなっています。
【顔を攻撃する理由】
クマは人を威嚇するために立ち上がるように飛びかかってくるため、人間の顔に攻撃が当たるということです。
また、クマは腕を「水平」に振ってくるそうです。
【クマに襲われた時の防御姿勢】

距離がある場合は、ゆっくり後ずさりするのが前提ですが、クマが飛び掛かってきた場合は、両手を後ろにやって、うつぶせに小さくなり、とにかく首と顔を守ることに徹してください。
クマは相手を威嚇して反撃してこないことがわかると去っていくため、それまでこの姿勢で我慢することが重要です。
餌となるドングリなどが不作となり、クマの行動範囲が拡大しています。どこでクマが出てもおかしくないと思って、行動するようにしましょう。