大阪府岸和田市の公共工事をめぐる談合事件。前市長の永野耕平容疑者が業者から賄賂を受け取った罪などで起訴されました。

 収賄などの罪で起訴されたのは、岸和田市の前市長・永野耕平被告(47)です。

 起訴状などによりますと、永野被告は、2021年と2024年に市が行った工事の入札で、同じ人物が代表取締役と実質的経営者を務める建設会社2社に、非公表の最低制限価格を携帯電話で事前に漏らして落札させ、見返りなどとして計1900万円を低金利・無担保などで賄賂として借り受けた罪などに問われています。

 大阪地検特捜部は永野被告の認否を明らかにしていません。

 永野被告は2021年5月に市が予定していた岸和田競輪場の入札をめぐっても、官製談合防止法違反などの罪で、すでに起訴されています。