裁判員:被告本人は、現実世界にいないような感じだったので、ただやったことには間違いないので、しっかり今回の判決の内容を理解していただきたい。
裁判員:被告がどういう風に感じているかはまったく感じ取れなかったので、何とも言えない感じです。
裁判員:言葉にするのは難しい。自分でやったことを考えて。うまくちょっと言えないです。
裁判員:ずっと黙秘しているので難しいが、自分のしたことをきちんと振り返り向き合ってほしいとは思う。

記者:被告が黙秘していたことで判断が難しかった点はあったか?
裁判員:検察官の供述調書もあったので、特にそういうところは、はい。
裁判員:精神鑑定の結果のところにも、どう言っていたか記載があったり、被告の供述調書にも本人が話した内容があったので、それを何度も読んで参考にしました。
裁判員:難しい裁判だったが、本人の言葉を聞けなかったので、いろんな資料を何度も何度も読み直して判断しました。
裁判員:黙秘していたことの影響は少なかったと思う。裁判が始まる前に彼が警察や検察、精神鑑定で話した内容があったので、それで十分だったと思う。