グルタミン酸+コハク酸「味に深み」
いま「貝だし」が注目されている理由は何なのでしょうか?
『日本食糧新聞社』木下猛統さん:
「ここ数年は貝だしのみにスポットを当てた店が増えてきた。貝だしは、グルタミン酸の他に【コハク酸】が入っていることで注目を集めるようになった。コハク酸は素材の旨味を引き出す以上に【味に深みを持たせる】」

さらに加工技術などの進化で、【さまざま商品を展開できるようになった】とのことで、例えば老舗メーカーのヒガシマル醤油からは、「牡蠣だし醤油」(400ml・412円)。

普通の醤油と比べると…
齊藤部員:
「甘い!牡蠣の旨味と甘みがしっかり出ていてすごく美味しい」
卵かけご飯や冷奴のようなシンプルなものに合わせるとコクが増すのでオススメだといいます。

ほかにもポン酢や味噌などにも貝だしを使った商品が出ていますが、これからの季節にぴったりなのが、年間販売数約5500万個の鍋つゆシリーズから発売された「〆まで美味しい 北海道産ほたてと蛤の貝だし鍋つゆ」(ミツカン/750g・446円)。

齊藤部員:
「しっかりホタテとハマグリの出汁がきいていて野菜の甘みをすごく引き立ててくれる。優しい甘さなので体に染みる」

さらに、レトルトカレーにも貝だし。
「tabete だしとスパイスのトリコ 貝だしスパイスカレー」(160g・529円)は、厳選したスパイスにイタヤ貝の貝柱を具材として使用した“貝の旨みあふれる”スパイスカレーです。

齊藤部員:
「貝だしとカレーが合う。スパイスの辛みと貝だしのまろやかさ旨味が合わさっていて、とても美味しい」

じわじわ広がる「貝だしグルメ」。カツオや昆布とはまた違う“深みのある出汁”が心も体も満たしてくれそうです。
(THE TIME,2025年10月13日放送より)