いったい何があったのか。公明党は…

公明党 斉藤鉄夫 代表(10日)
「改革が実現不可能なのであれば、首班指名で『高市早苗』と書くことはできない」
突きつけたのは、“裏金問題”を受けた改革の要求。
そもそも、高市氏の総裁就任直後の顔合わせから、不穏な空気が漂っていました。
本来であれば、速やかに連立合意を交わすはずが、公明党の斉藤代表は、高市氏の「歴史認識」や「外国人排斥の問題」について懸念を伝えたのです。
さらに…

公明党 斉藤 代表(7日)
「一番時間を費やしたのは、『政治とカネ』の問題」
政治とカネを巡る認識の溝。総裁選前の討論会で、高市氏は裏金問題は決着したとの認識。
直近、2つの選挙での公明党敗北の要因は、自民党の裏金問題が大きいと考える斉藤代表は...
公明党 斉藤 代表(10日)
「すでに決着済みと国政運営に取り組む姿勢は、国民の感情とかけ離れており、これでは政治への信頼回復はおぼつかない」

公明党をさらに怒らせたのが、高市体制の人事。“裏金問題”の中心となった旧安倍派の幹部で、2700万円を超える不記載があった萩生田氏を幹事長代行に据えたのです。

公明党 斉藤 代表(10日)
「特に不記載問題について新たな事実、有力議員(萩生田氏)の秘書が(略式)起訴されるという事実もあった。もうみそぎは済んだということで、説明責任を果たそうとしていない」
こうした中、公明党は連立継続の条件として、“政治とカネ”の問題にけじめをつけようと「企業・団体献金」の規制強化を迫っていました。しかし...

自民党 高市 総裁(10日)
「これ(献金の規制)は私1人で決めてはいけないし、決められることではない」
これを“ゼロ回答”と受け取った公明党は、連立離脱を通告し、26年に及んだ自公連立に終止符が打たれたのです。