■“好きな司会者”1位・川島明が理想とするMC像は?

この日は<インタビュアー林修>の2本立て。2021年から帯番組「ラヴィット!」でMCを務め、今年「好きな司会者ランキング1位」に輝いた麒麟・川島明も登場し、林修のインタビューに答えた。
お笑い芸人としてだけでなくMCとしても、視聴者に愛される存在へと飛躍した川島。インタビューでは理想のMC像について、内村光良の名を挙げ「内村さんの番組に出た時に、内村さんはそんなにしゃべってないんですけど、空間を支配していたんです。これ、内村さんがいることの信頼感だなと思って。内村さんは“出汁”やなと。食材が生きる背景にいる、こういう仕切り方があるんだと思って気が楽になりました」と語った。
そしてもう一つ、川島が大切にしていることが、母に何度も言われたという「人を傷つけない笑い」。「ラジオでちょっと言葉がきつくなったとき、手紙をくれて『あなたの仕事は何?人を笑わせることじゃないの』と。“おもろい、おもんない”じゃないんです。人を嫌な気持ちにさせるなよ、ということを強く怒ってくれました」と川島。「今になってわかりますね、傷つけたり、不必要な言葉で相手を嫌な気持ちにさせる以外にも、笑いのとり方ってあるんだろうな、と。いまだに手紙を読み返して原点に戻っている時があります」と、自身にとっての“い”の原点についてもしみじみ語った。