公明党が、連立政権からの離脱を自民党・高市総裁に伝え、その後、高市総裁は記者会見を行いました。
「一方的に伝えられ…大変残念」 公明党が連立政権離脱

自民党 高市早苗 総裁
「斉藤代表から示された懸念点の中で、確認・調整が必要な点につきまして、これは真摯に対応すべく、速やかに対応すべく、党内でこの作業を進めておりました」
「本日、公明党からは政治資金規正法の改正に関する公明党案について、この場で賛否を示すように求められた。自由民主党は、ご承知の通り党内手続きが必要です。この場で、私1人で判断するとか、2人で判断することはできない。党内に持ち帰って協議をして、手続きにのっとって速やかに対応したいと返事をした。来週にもう一度、協議を開きたいという旨でございます」
「先方からは、それは具体的な回答ではないということで、一方的に連立政権からの離脱を伝えられました。我が党としては丁寧に説明もすべく、一つ一つ真摯に対応をしてまいりました。しかも、これまで26年間にわたって、野党の時代も含めて協力をし合ってきた関係でございますので、大変残念ではございましたけれども、そういった結論になりました」

――公明党以外の野党との連携の可能性は?
「今、申し上げることは何もございません」

【今月の主な政治日程】
▼20日以降
・臨時国会召集
・総理大臣指名選挙
▼26日~
・ASEAN関連首脳会議(マレーシア)
▼27日~
・トランプ大統領来日
▼31日~
・APEC首脳会議(韓国)
日比麻音子キャスター:
臨時国会召集や総理大臣指名選挙は20日以降になるということですが、その後も外交の予定が立て続けに決まっていますね。

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
本来であれば、外務省の幹部を呼んで、トランプ大統領対策をはじめとした準備をしなければいけない。
ただ、今回高市総裁が総理になったとしても、その準備や勉強をする時間がほとんどないというような状況だと思います。
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<プロフィール>
堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BS-TBS「報道1930」コメンテーター