オリンピアン・メダリストが沖縄に集結した理由

インタビュアーを担当した大橋悠依選手

大会の司会はロンドン五輪の銅メダリスト寺川綾が務め、優勝インタビューは東京五輪で個人メドレー金メダルを獲得した大橋悠依が担当。パリ五輪代表の平井瑞希や今年の世界水泳のメダリストも出場するという豪華な顔ぶれに、地元の子どもたちの目は輝いていた。

沖縄のジュニアスイマーと交流する平井瑞希選手

なぜ水泳のスペシャリストたちが沖縄に集結したのか。大会の仕掛け人は、100m自由型で2018年のアジア大会を制した塩浦慎理だった。神奈川県出身の塩浦は、沖縄水泳界の現状に心を痛めていた。

塩浦慎理
「いろんな沖縄県ならではの悩み、水泳上での悩みとかを聞いていて、少し不利な環境なのかな、というところもあって。まずは1人でも誰か活躍する選手が出てほしいと」