地域全体を巻き込んだ総合的な豊かさの実現を

そして、いよいよ迎えた発表。これまでの活動の成果を堂々と披露しました。

(都城商業高校 紙漉き文化再生プロジェクトチーム 中岡笑菜さん)
「地域の焼酎の絞りかすやコーヒー殻を廃棄物ではなく、地域の恵みとして捉え直し、和紙へと生まれ変わらせている。これは、持続可能な地域の循環を表現するアート。私たちは、この和紙を都城の新しい文化として定着させ、地域全体を巻き込んだ総合的な豊かさの実現を目指す」

結果、入賞とはならなかったものの、万博の舞台での経験は大きな糧となったようです。

(都城商業高校 紙漉き文化再生プロジェクトチーム 兼瀬美歩さん)
「(SDGS達成まで)あと5年しかないと考えると、とても短いと思って、少しずつでもいいからSDGsな取り組みになっていったらいい」

(都城商業高校 紙漉き文化再生プロジェクトチーム 中岡笑菜さん)
「どのチームも地域資源というものが重要視されているのを改めて感じたので、地域資源を生かした私たちの活動をより広めていきたい」

次世代を担うリーダーとして生徒たちの活動はこれからも続きます。

【取材を担当した渕 雅顕 記者の感想】
何より、高校生というこれからの世代を担う子供たちが、社会課題への関心を持ち、主体的に行動を起こしていることがとてもすばらしいことだと感じました。

紙漉き文化の再生に限らず、こうした、未来へ向けた活動というのがどんどん広がっていくといいと思います。

※MRTテレビ「Check!」10月10日(金)放送分から