8日、大阪・関西万博で全国の高校生がSDGsの達成に向けたアイデアを発表するコンテストが開かれ、宮崎県内からは都城商業高校の生徒たちが参加しました。
生徒たちは、かつて都城市で盛んだった紙すき文化を再生させようと活動していて、そのプロジェクトの学びを万博の舞台で発信しました。
どのようなメッセージを届けたのでしょうか。
「SDGs」の達成へ 万博で高校生がアイデアを発表するコンテスト
閉幕間近の大阪・関西万博。
連日、国内外から大勢の人が訪れ、より一層のにぎわいを見せています。

(渕 雅顕 記者)
「地球に優しいコンクリートでできているこちらのサステナドーム。よりよい社会の実現を目指し、全国から集まった高校生がここから未来へのメッセージを発信します」

(発表のようす)
「私たちの活動の目標は、失われかけている里海を取り戻し、未来につなげることです」
8日、万博会場で開かれた特別イベント「SDGs QUEST みらい甲子園」。
「SDGs」の達成に向け、高校生がアイデアを発表するコンテストで全国の各エリアで最優秀賞を獲得した22チームが参加しました。

(神奈川県代表の発表)
「持続可能な林業をつくるため、日本の林業従事者拡大のために、私たちができることは何かというテーマのもと、林業を運動と副業に変えるというアイデアを思いついた」
この大舞台に宮崎県内から臨んだのが、都城商業高校の「紙漉き文化再生プロジェクトチーム」です。

(都城商業高校の発表)
「私たちのテーマは『ミライにつなぐ手漉き和紙文化』。地域でかつて盛んだった文化を環境保全とかけ合わせて、現代によみがえらせるために活動しています」