福岡市と台湾などに拠点を構え、今注目を集めているベンチャー企業があります。

スタートは家賃5万円のアパートでした。

地方都市から世界へ。挑戦と実績を積み重ねる企業の成長戦略と、世界を目指した原点に迫りました。

台北からエンタメコンテンツを開発

台湾の首都・台北。

ここに拠点を構え、新たなエンタメコンテンツの開発に取り組む企業があります。

カプセルジャパン 埴渕修世CEO
「インターネットで動画を見るっていうことに関しては、必ず広がるだろうなとは思ってました。自分はちょっと馬鹿なのかもしれない、会社を立ち上げて大きくするには馬鹿な方がいいのかもしれないです」


早くからインターネットの動画配信にビジネスチャンスを見いだしカプセルジャパンを立ち上げた埴渕さん。

現在はユーチューバーのマネージメントや、SNSの運営サポート、さらに、イベント開催なども手掛けています。

29歳で起業 家賃5万円のアパートで

そのカプセルジャパンの本社は福岡市の天神です。

東京生まれで富山育ちの埴渕さんが、縁もゆかりもない福岡を起業の地に選んだのはなぜなのでしょうか。

カプセルジャパン 埴渕修世CEO
「これまであんまり関わったことがある人がいないところに行こうと思って調べていたら、福岡がスタートアップに力をいれると知って気にいったからここにしようと」

「30歳までに起業したい」という思いからインターネット広告の会社を退職、カプセルジャパンを設立したのは29歳の時でした。

福岡市城南区の家賃5万円のアパートで、たった2人から始まったカプセルジャパンですが今では、福岡・台湾・韓国・アメリカなどに社員120人、所属ユーチューバー100人を抱えるまでに成長しました。