佐賀県産のブランド米「さがびより」の収穫が始まりました。
コメ需要の高まりを受け今年は作付面積が大きく増えています。

佐賀県久保田町の水田では黄金色に色づいた「さがびより」が次々と刈り取られました。
佐賀県によりますと今年の「さがびより」は作付面積が7992ヘクタールと、去年の6760ヘクタールから大きく増えました。
最近の米需要の高まりを受け大豆や飼料用米から主食用米に切り替える農家が増えたということです。

コメ農家 松下正義さん
「今年は台風もなく病虫害もなく良いさがびよりが獲れているとおもいます」
「さがびより」は、つやがよく粒が大きくしっかりしていて、甘みと香りが良く時間が経っても美味しいのが特徴で、日本穀物検定協会が毎年行っている「食味ランキング」で、15年連続、最高ランクの”特A”を獲得しています。
農水省によりますと、9月29日から10月5日までに全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は4205円で4200円台の高値が続いていますコメ農家〇松下正義さん
コメ農家 松下正義さん
「今年は(価格が)高すぎると思いますが、今までが安すぎたのでその相中くらいをとっていただいて後継者が去ることがないようにしていただきたいと思います」
さがびよりの収穫は10月下旬まで続き、初出荷は10月末から11月初旬を予定しています。