毎年10月に開かれる「松江城大茶会」。京都・金沢と並ぶ日本三大茶会の一つで、40年以上の歴史があります。さまざまな流派が集まり、松江城と周辺の施設で、茶席をもうける一大イベントですが、去年と違うところが…
「松江城大茶会」主催する山陰中央新報社 森山俊男さん
盆明けから昨年比2.5倍くらいに(抹茶の価格が)高騰しておりまして、どうしようかと社内協議したんですが、今年は仕方なく、去年より100円アップで実施したいと思います」
流派ごとの茶席の料金が、去年の1400円から1500円に。
松江城で高校生らがお茶をふるまう「おもてなし茶席」が、去年の700円から800円に、それぞれ100円値上げになったのです。
主催社はその事情について…
「松江城大茶会」主催する山陰中央新報社 森山俊男さん
「インバウンドの方がわざわざ松江まで来て買い占めて帰ることから高騰に至った背景があると思います。(値上げは)心苦しいが、日本三大茶会を無くすわけにはいかない、ということで、皆さんにご負担をいただくが、多くの方に参加しやすいような価格設定をさせていただいた」
茶処・松江の一大イベントを続けていくため、関係者は苦い思いをしているようです