米子市にある茶店を訪ねると。

ながた茶店 長田吉太郎社長
「外国の方が好まれるというので輸出がすごく伸びておりまして、インバウンドの方々が抹茶を購入されるっていうところで、圧倒的に抹茶が今足りない状態」

飲むだけでなくスイーツや抹茶ラテとしても、アメリカやヨーロッパ、さらには中東などでも高まる抹茶人気。
抹茶ブームにのって抹茶の輸出量が大幅に増えたことや生産者の人手不足などが要因となり、仕入れ価格は最大で3倍まで高騰し、過去最高値を更新しました。

また、抹茶の不足に伴って農家が抹茶の原料・碾茶(てんちゃ)を作り始めたことで煎茶なども不足しているため、店頭では抹茶を中心におよそ3割値上げして販売しています。

こちらの店によると、仕入れ値の高騰により収益が悪化したため製茶業の倒産も増えているとのこと。
帝国データバンクによると、今年7月までに倒産や休廃業した件数は11件と、すでに去年1年間を上回り過去最多ペースとなっています。