妻の京(みやこ)さん
「諒一もちゃんと起きて待ってるよ。おかえりお父さん」 


長崎の実家で西島さんの帰りを待っていたのは両親と妻の京(みやこ)さん。
そして今年の8月に産まれた長男の諒一(あきひと)くんです。


今回、コーチの話を受けてはどうかと後押しをしてくれたのは、誰よりも近くで西島さんを支えてきた京さんでした。


小学校からの幼馴染で西島さんの野球への思いを知っていたからです。

妻・京さん
「いまやれることを、今までやってきたことを生かせるように一緒に頑張っていこうねと。一緒に」


西島 篤さん
「迷っていた時期もあったけど背中を押されたので(コーチを)やってみようかなという気持ちになりました」


久しぶりの母校のマウンド。思えば、ここから道はつながっていました。
今後は、後輩たちがNPB選手になる夢を『バックアップする側』として目指します。


西島 篤さん
「マウンドを目の前にすると蘇るというか、選手としては引退して切り替えてはいるんですけど体がボールを投げたがっています」


西島さんの新たな野球人としての一歩が始まりました。