「誇りに思います」学生が語る北川氏の人柄は

喜入友浩キャスター:
京都大学には、北川さんに直接、お祝いの言葉を届けようと、100人弱の学生が集まっている状況です。多くの学生がカメラを構え、北川さんの姿を一目収めようとしています。中には、北川さんの研究室で、ともに研究に励んでいる学生さんの姿もありました。
北川さんの研究室には、海外からの留学生もいるそうです。北川さんに憧れて、京都大学に入学したという学生もいらっしゃいました。その方々が、北川さんにまず届けたいのは「誇りに思います。おめでとうございます」という言葉だそうです。
学生さんが話す北川さんの人柄としましては、とても我慢強く、粘り強く、学生さんを導いてくれる方だそうです。本当に苦しい研究が続く中で、「自分の研究に集中して、その道をまっすぐ進みなさい」と、いつも優しく導いてくださるそうです。
そんな北川さんは、「99から100を作るのも大事だが、研究者としては0から1を作るのが大事」という話をいつも学生さんにしているそうです。これまでの研究を踏襲することは勿論、そこからまた新しいものを作り出そうという発想で、学生さんたちを導いています。
北川さんの研究室の学生に、「北川さんに何をプレゼントしたいですか?」と聞いたところ、北川さんはワインがお好きだそうで、毎年北川さんの誕生日にはワインを届けているそうです。今からワインを買わなきゃ、どれにしようか、と5~6人の学生が話をしていました。
そして今、集まっている学生の中には、北川さんの研究室に所属していない京都大学の学生もいます。そういった学生さんの中には、ノーベル賞の会見の様子を学校の図書館で勉強しながら聞いていたという方がいらっしゃいました。その方は、自分が勉強している最中の発表に、ますます勉学に励もうと思わされたということで、非常に刺激を受けて北川さんの姿を待っています。














