台湾の頼清徳総統が、「中国に台湾への武力行使を断念させたらトランプ大統領はノーベル平和賞を受賞するだろう」と述べました。これに中国側は「我々は平和を尊ぶが『台湾独立』分裂を決して容認しない」と反発しています。

ロイター通信によりますと、台湾の頼清徳総統はアメリカのラジオ番組で「トランプ大統領の支持を受け続けることを望んでいる。習近平国家主席に台湾への武力行使を恒久的に放棄するよう説得すれば、間違いなくノーベル平和賞を受賞するだろう」と述べたということです。

また、「問題は台湾の併合だけにとどまらない。最終的には米国の利益にも影響を与えることになる。トランプ大統領には、インド太平洋地域の平和と安定を守り続けることを望む」と述べました。

これに対し、中国政府は「台湾は中国領土の一部である。我々は平和を尊ぶが、『台湾独立』分裂を決して容認しない、統一は必ず勝利し、『台湾独立』は必ず滅びる」と反発しています。