ブームが続く“干し芋”。干したほうが売れる!?売り上げは10年で2倍になった店もあるようです。その存在感がますます高まっているようです。
東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ。連日、多くのお客さんで賑わっていますが、皆さんのお目当ては…
「皆さん干し芋をじっくりと見ています」
茨城県の名産“干し芋”!
40代
「(干し芋)結構好きなんで、数か月に1回は買う」
「種類は増えましたね、柔らかくて食べやすいというか。そのまんま食べられるというのが多いですよね」
60代
「自然な甘みと、お菓子を食べるなら干し芋の方がいいかなと思って」
「食物繊維もあるし」
そもそも、さつまいもには食物繊維やカリウムなどが豊富に含まれていますが、それを干し芋にすることで食物繊維はおよそ2.7倍に!その他の栄養素も増えるといいます。
年々、高まる「干し芋人気」。“推し活”ならぬ“推し芋”をする人も登場してきたといいます。
IBARAKI sense 宮崎実奈子 店長
「まとめ買いしていったり、自分の好きな品種や生産者を食べ比べしたり、生産者ごとに追っかけではないですけど、本当に好きな方は畑まで行ってご覧になったりしているみたいですよ」
茨城県の干し芋メーカー・幸田商店では「以前は保存食のイメージが強かった干し芋が、甘いスイーツとして認知が広がったり『売り上げが10年で2倍になった』」といいます。その生産現場では…
今がさつまいもの収穫のピークを迎えている茨城県鉾田市。
白鳥干いも生産組合 羽成洋一 代表
「こちらが紅はるかの畑になります」
40年以上、さつまいもの生産を手がけている羽成さん。
白鳥干いも生産組合 羽成洋一 代表
「干し芋は歴史的にいえば100年以上ある商品だが、最近は人気になっています。(さつまいもに)付加価値が加わって、農業の世界では脚光を浴びている」
あまりの人気に供給が追いつかないのではという懸念も…
白鳥干いも生産組合 羽成洋一 代表
「(さつまいもを作る)畑も限られている中で、干し芋の需要が高い。今の畑の面積だけでは足りないので契約農家と提携して作っている」
“干せば干す”ほど“経済が潤う”干し芋。これからも令和のスイーツとして広がっていきそうです。
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