再建率全国2位、最先端のチーム医療と「自家組織法」という選択肢
30代女性
「摘出した時は自分の体を見てショックだったし、子どもも怖がっていて、その様子にショックを受けました。今は楽しみが大きいです」
日本では、乳房摘出後に再建手術を受ける人はわずか1割。その背景には乳腺外科や形成外科の医師不足があります。「再建できることを知らないまま手術を受ける人」も多いのが現状です。

そんな中、富山県で乳房を再建する人の割合は全国2位を誇ります。

佐武利彦 医師
「富山大学附属病院では乳腺外科の先生、形成外科の先生、そして放射線治療の先生、病理の診断の先生、乳がん認定看護師さん。皆さんと連携し、チーム医療が整っています。なかなかそういう施設は全国的にも少ないと思います。これが各県に広まっていけば、日本国内の乳房再建率が上がり、乳房を失くしたことで困らない患者さんが増えてくると思います」
