冬の間、田の神様を自宅に招き、1年の収穫を感謝する「あえのこと」が5日、能登の各地で行われ、風呂や御膳で神様をもてなしました。
石川県輪島市白米町では、川口喜仙さんが紋付袴にミノガサ姿で、近くの田んぼに神様を迎えに行きます。

その後神様を自宅まで案内し、お風呂などをすすめてから鯛やおはぎなどの、豪華な御膳でもてなします。
川口喜仙さん
「田の神様、田の神様、長い間田んぼを守っていただきありがとうございました」
「今年は台風や災害が多いので、それによって昔から作っている者に労働が違ってきますので気候が落ち着いて例年のごとく農作業出来ればありがたい」

ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「あえのこと」ですが、来年2月には新しい年の豊作を願いながら、再び田んぼに神様を送り届けます。