経済:家事・育児にかける時間は女性と男性で「6時間」の差!?
経済の面で一番の問題となっているのは、女性の家事・育児にかかる時間が7時間半と、かなり長くなっているということです。アメリカやイギリスなどは約6時間、スウェーデンやノルウェーは5時間半ほどだということで、日本は他の先進諸国と比べてもかなり時間がかかっていることがわかります(男女共同参画局HPより)。
一方、男性が家事・育児にかける時間は他の国より圧倒的に少ないことも注目すべき点です。他の先進諸国は2時間半~3時間半ほどですが日本は1時間半ほどとなっていて、男性と女性の差が6時間ほど開いています。
前大津市長で弁護士の越直美氏は、会社の外に問題があると指摘します。保育所やベビーシッターの支援、病児保育や学童保育の支援をどう充実させていくか、こういった支援が必要だということです。
また、働き方がいかに柔軟になるかということもポイントです。転勤の有無やリモートワークであったり、育児休暇が取りやすくなっているか。何より長時間労働の是正でをしないと仕事・家事・育児が両立できる柔軟な働き方はなかなか実現できないということです。