高市早苗氏が自民党の新総裁に選出され、これから日本初の女性総理になる可能性が高い状況となっています。これによって、日本における女性の社会進出は進むことになるのでしょうか。
そもそも、なぜ女性の社会進出は日本は世界的に見て遅れているのか?そして、どこを改善していけばいいのか?政治ジャーナリストの武田一顕氏と前大津市長の越直美弁護士への取材の内容を交えてお伝えします。
これまで最多の女性閣僚は5人 “高市内閣”で女性登用は進むか?
総裁選の所見発表演説で、高市氏は「北欧の国々に比べても劣らないほど女性がたくさんいる内閣や役員会(をつくる)」と発言していました。
では、現時点でわかっている「高市人事」はどのようになっているのか。10月7日時点で判明している自民党の役員人事を見てみると…
・副総裁 麻生太郎氏(85)
・幹事長 鈴木俊一氏(72)
・総務会長 有村治子氏(55)
・政務調査会長 小林鷹之氏(50)
・選挙対策委員長 古屋圭司氏(72)
・国会対策委員長 梶山弘志氏(69)
また、幹事長代行には萩生田光一氏(62)が就くことが判明しました。萩生田氏は、派閥の裏金事件に関与したとして、昨年の衆院選は「非公認」でした。
高市内閣発足となれば今後、閣僚人事なども発表されていきます。
政治ジャーナリストの武田一顕氏は、ここまでの党役員人事を「古い自民党の人事。大臣ポストの最大数は20人ですが、過去最多の女性閣僚は5人。“高市内閣”では何人登用となるか注目」と評価しています。