ジェンダーギャップ指数118位 特に経済、政治分野で下位に沈む日本
女性が何人登用されるかということは、女性の社会進出にも大きく影響してくるかもしれません。
■女性の社会進出が求められる理由
・女性の権利 人生の選択肢を増やす
・労働力不足 現況のままでは、2035年には1日あたり384万人相当の労働力が不足(出典:パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2035」
・経済成長 日本の場合、約15%~20%程度GDPを押し上げる可能性(内閣府資料より)
・多様性 企業・社会を強くし、創造性を高める
上位ほど男女平等といわれるジェンダーギャップ(男女格差)指数で、日本は148か国中で118位となっています(世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report2025」)。
日本における女性の社会進出の歴史を振り返ります。かつては女性は結婚で退職し、専業主婦として家を守るのが当たり前といわれてきました。そして、「寿退社」という言葉もあり、働き始めても結婚したら辞めるというのが流れでした。
その後、1999年に「男女雇用機会均等法」が義務化され、2015年には「女性活躍推進法」など制度も整ってきました。
ジェンダーギャップ指数の内訳を見てみると、健康面は50位、教育面では66位に位置していて、一見すると順位はあまり高くないようですが、上位との差が実は少なく数字としては悪くないようです。
ただ、経済分野が112位、政治分野が125位とかなり低くなっています。