専門家「長期政権には“サプライズ人事”がつきもの」
自民党所属の296議員のうち、女性議員は38人で衆参ともに19人ずつとなっています(衆議院・参議院HPより)。
武田氏は閣僚人事について“ヤキモチ”があると指摘していて「女性でも、参院議員でも、若手でも文句が出る」と話します。さらに週2回の記者会見に耐えられるような人でないといけないという考え方があるようです。
「当選3回以上」の若すぎない女性議員にしぼると、衆議院は高市氏を除き14人、参議院は8人となります。
こうした条件から、武田氏は入閣可能性がある女性衆議院議員として以下の7人の名前を挙げています。
▼野田聖子氏
▼小渕優子氏
▼上川陽子氏
▼松島みどり氏
▼永岡桂子氏
▼堀内詔子氏
▼島尻安伊子氏
いずれも全員閣僚経験者なので、この顔ぶれが入閣したとしても、新しい女性を登用したという印象を打ち出すことは難しいと考えられます。
また、武田氏は「長続きする政権にはサプライズ人事がある」と話します。批判が出る可能性もありますが、その批判に負けずやり抜く力が必要だということです。自分が信じた能力がある人選べるか、やり抜けるかどうかということが長期政権につながるかどうかの一つ目の試金石だということです。
2001年の第一次小泉内閣では、田中真紀子氏が女性初の外務大臣に起用されました。2014年の第二次安倍内閣のときは、総裁選で戦った石破茂氏が幹事長になりました。こうした驚きの人事が長期政権となるかどうかを占っていたのかもしれません。