原点は生まれ育った階上の海

森 洋治さん
「魚は豊富で常に食べてましたね」
森さんのルーツは、生まれ育った階上の海にあった。
森 洋治さん
「親父が、太平洋の“洋”に“治める”で “洋治”と名付けたので、海が常に自分の中にあってその気持ちは持っているんじゃないか」
父親が潜水士をしていたこともあり、高校卒業後は森さんも潜水士になり、階上だけでなく様々な場所で仕事をした。


森 洋治さん
「1つの現場が終わったら次の所へ行く。俺はどちらかというと島の方が好きなので、小笠原、八丈島、神津島や新島など、なるべくあの辺の場所へ仕事で行けるようにしていた」
仕事をしながらよく見かけたのが、ダイビングのインストラクターの仕事だった。

森 洋治さん
「20代前半で潜水士として潜っているじゃないですか。例えば八丈島に行くと、ダイビングのインストラクターの人たちが、体験で来た若い女の子を潜らせているんですね。片や自分は真っ黒いウエットスーツ着て仕事をしてるわけね。同じような仕事なのに、あっち良いなと思って」
森さんは、知り合いが沖縄へ帰って始めたダイビングショップで働きだした。

潜水士の頃からずっと続けていたのが、世界を旅することだった。