チャレンジの先にある“新潟の女子サッカーのミライ”
10月13日(月・祝)のホームゲーム・ちふれASエルフェン埼玉戦で“1万人プロジェクト”を実施すると発表すると、サポーターからも「協力したい」という声が上がるなど反響があったという。

アルビレックス新潟レディース 木村春奈さん
「私たちクラブの人間や選手以外にも、試合の楽しさやレディースの良さを発信してくれるのを見ると、みんなで1万人を目指そうという気持ちになります。1万人に届かなかったとしても、今の自分たちにとって足りないものが見えてくると思います。なんとか1万人達成したいですけどね」
その思いは、選手たちも一緒だ。

久野吹雪選手
「試合に来てくれる人がいるということは、すごく私たちのパワーになりますし、モチベーションも上がります。すごく楽しみです」

川澄奈穂美選手
「アルビレックス新潟といえば男子のサッカー、Jリーグを見に行くという文化がまだまだ新潟では強いかなと思います。それでもレディース見に行こうよと声掛けをしてくれている書き込みをSNSでも目にします。そういった姿を見ると、選手も頑張らないといけないなと思いますし、何としてでも成功させたいなと思います」
2003年11月23日、男子のアルビレックス新潟が初めてJ1昇格を決めた試合。スタジアムにはあふれんばかりのサポーターが集まる熱狂があった。そして、J2降格の危機に瀕するクラブを鼓舞しようと、今も多くのサポーターが声援を送る。
その熱気を女子サッカーへ、そして新潟の新たな未来へ繋げるために―

初のタイトル獲得に向けて戦うアルビレックス新潟レディースは、学校訪問などで種をまき、地道な交流を通じてファンを育てる『地域密着型ブランド』の確立を掲げ、さらなる背中を押してもらえるように挑む。アルビレックス新潟レディースという存在が、“新潟の魅力”のひとつとして輝くことができるように。
10月13日午後1時から始まるホームゲームが、新たな歴史の第1歩となるのかもしれない。