■バレーボール ワールドチャレンジシリーズ第1戦(7日、東京有明アリーナ)
日本代表キャプテン石川祐希(29)が所属する欧州王者のシル・サフェーティ・ペルージャと髙橋藍(24)擁するSVリーグ初代王者サントリーサンバーズ大阪の夢の対決が実現。石川のペルージャが第1セット奪われるも3セット連取し、セットカウント3-1(20ー25、25ー21、26-24、25ー21)で勝利した。
第1セットは日本王者サントリーが持ち味のディフェンスで終始リード。ペルージャ石川のスパイクを身長2m18cmのムセルスキー(36)がシャットアウトするなどサントリーが主導権を握った。石川も髙橋のスパイクをブロックするなど意地を見せたが20-25で先取された。
第2セットは終盤まで競り合う展開も石川が2本続けてサービスエースを決めるなどでペルージャがリード。一時、日本、イタリア、アルゼンチンの代表キャプテンがコートに3人揃う豪華布陣でペルージャが25ー21で奪い返した。
セットカウント1ー1となった第3セット。序盤で髙橋のスパイクを石川ら3人のブロックでポイントすると、髙橋は思わず苦笑い。それでも終盤24ー24の場面で髙橋がサーブで攻めるもアウトとなると、石川のサービスエースでこのセットを決めきった。
第4セット、序盤で追いかける展開となったペルージャだったがムセルスキーをブロックし4連続得点。ペルージャは世界屈指のセッター・ジャネッリ(29)でなく、18歳のアルギラゴスに試合の司令塔を任せ勝利した。