商業施設では国内唯一となる青森県六ヶ所村のウラン濃縮工場についてです。日本原燃は7日、原料となるウランを11年ぶりに受け入れました。
日本原燃のウラン濃縮工場には7日、トラック2台が到着し、原料ウラン約137トンを搬入しました。
工場は、原発の燃料となる濃縮ウランを製造する国内唯一の商業施設で、生産運転は新しい規制基準に対応するため一時停止しましたが、2023年に再開しています。
いまは順調に稼働しているため、原料ウランの受け入れを11年ぶりに始め、10月10日までの4日間で最大約625トン受け入れる予定です。
日本原燃 西條政明 濃縮事業部長
「国内の原子力発電所の再稼働も増えていくことは予想されます。我々も国内調達量を増やしていくためには、生産量も増やしていきたい。量に関係なく、安全を最優先に、受け入れ・操業に継続的に取り組んでいきたい」
濃縮ウランは、全国で原発の再稼働が進んでいるため需要が増えていて、日本原燃は現在は年間112.5トンの生産量を2025年中に150トンにまで増やす計画です。