強い台風22号は、7日午後3時には日本の南の北緯27度30分、東経137度55分にあって、1時間に約15キロの速さで北西へ進んでいます。

台風22号 衛星画像(7日午後2時半 気象庁HPから 加工して引用)

中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側390キロ以内と西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

<浅見真悠気象予報士>
「台風22号は前線の活動が活発ではないため、秋台風で心配される接近前からの大雨はあまりなさそうです。ただ警戒が必要なのは伊豆諸島で、暴風と大しけが予想されます。また、太平洋側の沿岸地域では強風や高波に注意が必要です」

9日(木)の早期注意情報<暴風>

静岡県、千葉県では9日(木)に警報級の暴風となるおそれが中程度あるとする早期注意情報が発表されています。

9日(木)の早期注意情報<波浪>

また三重県から茨城県までの太平洋沿岸部には波浪の早期注意情報が発表されていて、特に千葉県では9日(木)、警報級の大しけになる可能性が高くなる見込みです。

7日午前の予想天気図(RBCが加工)

また台風22号のはるか南の海上では新たに台風のたまご、熱帯低気圧が発生しています。各国の予報機関の予想では、発達しない予想モデルもありますが、日本の予想モデルはやや発達する予想となっています。今後の情報には注意が必要です。(今後の3時間ごとの雨風シミュレーションは画像で掲載します)