11月から山口、萩、防府の3つの市の119番通報が一元化されます。共同運用を前に6日、開所式がありました。
山口、萩、防府の3つの市長らが、テープカットをしました。11月から運用が始まる「県央消防指令センター」は3市の消防通信指令業務を担います。整備費用の削減や業務の効率化が目的で、最新のシステムが導入されました。音声認識システムはこれまで職員が手書きでメモを取っていた通報内容を、AIが聞き取りチャット形式で表示されます。また、通報者のスマートフォンを使って現場の映像を確認したり、心臓マッサージの方法などを送れたりするなど、迅速で正確な対応が期待されています。
山口市消防本部 通信指令課 岡田豊昭課長
「119番の通報方法に変わりはございませんので、火事や救急救助で消防車や救急車が必要な場合は、落ち着いて119番通報していただければと思います」
11月1日までに3つの市の119番回線が切り替わり、共同での運用が始まります。