大阪のとある居酒屋では、日本酒1合を「1円」で提供しています。なぜ「1円」で提供できるのでしょうか?

「12合飲んでも12円!」日本酒1円戦略だけでは赤字だけど…

出水麻衣キャスター:
何かの特典や1杯目だけ半額といったような戦略ではありません。どのようなお店なのか取材してきました。

大阪市にある「中トロと豚足」は平日でも大賑わい。みなさん日本酒を飲んでいます。

お客さん
「日本酒1円が珍しくて入りました。(Q.何合飲んだ?)1升ちょっと」
「12合!」
「(Q.それでも12円?)12円です」

最初の1杯だけ1円、ではなく何杯でも1円で飲めるお店なんです。

お客さん
「スーパーに買い物に行くより、ここに来た方が安い」
「ここに来るために定期券を買っています」

例えば、人気メニュー「生きてるタコおどり食い 329円」と「おでん煮盛り合わせ(玉子無) 109円」の2品と一緒に楽しんでも439円(税込み)と、500円いかないんです。(※テーブルの場合は別途席料)

日本酒1円で大丈夫なのでしょうか。

鶏の美術館ホールディング副社長 内田眞隆さん
「1円なんてなにしても赤字じゃないですか。ただ面白いことをしたい、びっくりさせたい、喜んでほしいにつながる」