JR津軽線の一部区間が、再来年2027年4月に廃止されることを受け、重要性が高まっている「県道14号・今別蟹田線」についてです。青森県の宮下宗一郎 知事は、峠道の県道を平たんにする事業を来年度の新規事業にする考えを示しました。
宮下知事は3日、東青圏域の市町村長との意見交換会に出席し、県道14号・今別蟹田線の整備に関して要望を受けました。
今別町と外ヶ浜町蟹田地区を結ぶこの路線は、特に小国峠の区間が急こう配でカーブが多くなっています。このため、冬場には路面が凍結し、事故も多く発生していました。
さらに、同じ今別町と蟹田間を結んいたJR津軽線は、2022年の大雨から運行していないため、道路の整備は喫緊の課題となっていました。
こうしたなか、宮下知事は県道を平たんにする事業を来年度の新規事業とする考えを示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「早期事業化に向けて進めております。今年は予備設計を実施している。確実に事業実施に向けて、スタートをきっている。令和8年度の新規事業という形で一部でも実施できるようにこれからしていきたい」
今別町の阿倍義治 町長は、新規事業化について歓迎するとともに「町民が期待している」と述べ、着実な実施を求めていました。