五島市の西部、玉之浦町では渡り鳥の「ハチクマ」が越冬のため中国大陸に渡り始めています。

両翼を大きく広げ悠然と飛び交います。大型のタカ「ハチクマ」です。

ハチの幼虫やサナギを好んで食べることから名がつきました。

五島の最西端に位置する大瀬崎はハチクマを国内で最後に観察できる絶好のポイントです。

越冬のため中国大陸などへ渡る「ハチクマ」を観察しようと全国各地から30人ほどが集まりました。

(熊本から)「遠いところまで飛んでいくので、そこを見られるのが一番いいかなと思います。」

(神奈川から)「初めて来たんですけど感動しました。こんなに一度に見られるんだなと信じられない感じです。」

この日は午前中だけで1500羽あまりが飛び立ったということです。ハチクマの渡りは、今月中旬まで続きます。