アメリカの市民との交流を目的に11月27日から現地へ向かう長崎の被爆者団体へ、長崎市の鈴木市長から訪問先の市長に宛てた親書が託されました。

アメリカを訪問するのは、長崎の被爆者4団体の1つ長崎県被爆者手帳友の会です。

2回目となる今回のアメリカ訪問には被爆者や被爆2世・3世ら10人が参加し、27日から2週間、カリフォルニア州やハワイ州など3都市を巡ります。

現地では市民との対話集会を行うほか真珠湾攻撃の追悼式典にも参列する予定です。

長崎市の鈴木市長からハワイ・ホノルル市長宛ての親書が託されました。

鈴木長崎市長「長崎を最後の被爆地にという強い思いをぜひホノルル市民の皆さまと共有していただければ」

長崎県被爆者手帳友の会・朝長万左男会長「国に対して若い人たちが将来の核廃絶をお願いするという行動をとっていただきたい。そういうきっかけになるような対話の旅行になるのではないかと期待しています」

友の会では、25年前にホノルル市に贈った長崎の鐘を訪米中の12月8日、平和を願って現地の人たちと鳴らすということです。