青森市の「浪岡高校」で毎年制作される空き缶を使った壁画。
2日に巨大なアート作品が校舎にお目見えしました。
空き缶壁画は2025年で、数えて36作品目となりました。
地域などから集められた1万9600個の空き缶を縦70個、横280個並べて巨大なモザイク絵に仕上げています。
この取り組みは、1990年から続く伝統行事で、地域の協力を得ながら受け継がれてきました。
白川舞 キャスター
「壁に当たらないように、生徒たちは丁寧に空き缶を運んでいます。ぶつかってしまうと作品が壊れてしまうため、慎重さが求められます」
約60人の全校生徒が協力して2階まで運び込み、その後、屋上から校舎正面につり上げていきました。
白川舞 キャスター
「生徒たちの掛け声に合わせて一気に空き缶がつり上げられていきます!」
今年の壁画に描かれたのは、国スポマスコットキャラクターの「アップリート君」です。浪岡高校は2029年3月に閉校が決まっていて、この伝統行事が行われるのも残りわずかとなっています。
デザインを担当した 古村仁さん
「閉校してしまうのは寂しいですが、浪岡高校が築いた文化などは完全に消えるというわけではないので、閉校して合併した後も頑張っていただきたい」
空き缶壁画は、11月3日まで展示され、夜はライトアップも行われます。