大阪・堺市では、教科書でおなじみの仁徳天皇陵とみられるものを含む、古墳群を気球にのって空から観光するサービスが10月4日にスタートします。
計画から約6年 空から眺める「仁徳天皇陵」気球観光スタート

「仁徳天皇陵」と伝えられる大山古墳。「エジプト クフ王のピラミッド」「中国 秦の始皇帝陵」と並び、世界最大のお墓です。
一帯の古墳群が大阪府初の世界遺産に登録され、盛り上がりを見せる中、古墳観光には大きな問題がありました。

高柳光希キャスター
「古墳の前に来ましたが、木に囲まれているため『仁徳天皇陵』がどこにあるかは全くわかりません」
あまりに大きすぎて、地上から全体像が見えないのです。
堺市民
「下(地上)から見たらもう普通の森」
そこで打開策として考えられたのが、
気球に乗って空から古墳を眺めるという観光プランです。2020年開始の予定でしたが、新型コロナの影響で計画は停滞。

構想から4年後の2023年、やっと気球にガスを充てんするまでにこぎつけましたが、突然、気球のヘリウムガスが外に漏れ出し失敗。原因はわからず、機材全てを入れ替えることに。
資金調達などでさらに2年かかり、やっと9月に機材が到着しました。
計画から約6年。10月4日の運行開始を前に、気球からの様子をお届けします。