首里城の再建で、正殿の土台「基壇」に使われる「磚瓦」の製作が与那原町の瓦工場で始まっています。

深い赤色が特徴の磚瓦は、4年前の火災によって「割れ」や「焼け」が出るなど破損しました。

与那原町の島袋瓦工場では、首里城正殿の土台「基壇」に使われる3400枚分の「磚瓦」の製作が始まっています。県内各地で採取された土や酸化鉄などを配合したあと、一枚一枚、丁寧に成型。

首里城の平成の復元の際は県外で製作された「磚瓦」ですが、今回の令和の復元では、正殿の屋根に使われる瓦の製作にも携わった島袋瓦工場が製作を担うことになりました。


島袋瓦工場・島袋拓真専務
「屋根から(下に敷く)磚瓦まで携われて、末永く残っていく建物だと思いますので、引き続き気合いを入れて頑張っていきたいと思います」

島袋瓦工場・島袋義一社長
「あと1年、完成が待ち遠しいです」

成型された「磚瓦」は2か月ほど乾燥させたあとに焼きの工程に入るということです。