再審=裁判のやり直しに関する制度の法改正を求め、鹿児島県弁護士会が街頭活動を行いました。
街頭活動は、秋の臨時国会での再審制度をめぐる法改正を求めて全国で実施されていて、2日は鹿児島県弁護士会も行いました。

再審制度は刑事訴訟法に規定されていますが、審理の進め方などについては具体的に定められていません。
去年、無罪が確定した袴田巖さんの事件では、再審開始が決まるまで40年以上かかり、審理の長期化などの課題が指摘されています。
今年の通常国会では、再審制度に関する法改正の議案が提出されたものの、成立せず、継続審議となりました。
1979年に起きた大崎事件では、殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(98)が無実を訴え再審を求めています。
(県弁護士会・泉武臣 弁護士)「法改正は原口アヤ子さんの救済に直結しているということで、興味を持って知ってもらいたい」
大崎事件をめぐっては、5回目の再審請求に向けて準備が進められています。














