大人になると“しゃっくり”が減る理由

子どものころ頻繁にしゃっくりが出ていたのに、成人以降は頻度が減ったという人は多いのではないでしょうか。

友愛記念病院 しゃっくり外来 近藤 司医師
「延髄のしゃっくり中枢は、GABAという抑制系の伝達物質が抑制することが分かっています」

赤ちゃんはこの抑制機能が未熟なため頻繁にしゃっくりが出ますが、成長にともない抑制機能が安定してくるといいます。

近藤司医師
「このGABAの抑制が解除された姿を簡単に見られるのが酔っ払い。アルコールで、GABAのような抑制系からブロックされちゃいますから、普段悪口を言わない人が上司の悪口を言ったり、ふらふらして、たまにしゃっくりをする。これが典型的です」