入浴介助した男性を全身やけどで死亡させた介護福祉士の男が犯行後、浴槽の設定温度を適温に戻し、証拠隠滅を図った趣旨の供述をしていたことが分かりました。

 10月2日、傷害致死の疑いで送検された介護福祉士の三宅悠太容疑者(38)は、今年6月、大阪・東成区の特別養護老人ホームで入所者の男性(70代)を高温の湯に入れ全身やけどを負わせ、その後、死亡させた疑いがもたれています。

 男性は50℃以上の湯に数分間入れられたとみられ、全身の約8割にやけどを負っていました。

 逮捕前の警察の調べに対し三宅容疑者は「男性が別の部屋に移された後で湯の設定ダイヤルを適温に戻した。熱湯だとバレるとまずいと思った」という趣旨の供述をしていて警察は、証拠隠滅を図ったとみて調べています。