いつ、どこで見える?

ーいつ、どこを見るとよいでしょうか?

(米田さん)
10月前半は明け方の東の空後半は夕方の西の空でチャンスがあります。10月20日前後には地球に最接近し、3〜4等星ほどの明るさになる見込みです。

『星座の星の中ではちょっと地味』ですが、彗星としてはかなりの明るさ。街明かりの少ない場所なら、肉眼でも見えるかもしれません」

双眼鏡でのぞいてみよう

ー彗星かどうかを見分けるには?

(米田さん)
「彗星は点ではなく、ふんわり広がった天体。ですから、望遠鏡よりも双眼鏡のほうが見やすいこともあります。

ただし、彗星は気まぐれ。思ったほど明るくならないこともあれば、ガスをドーンと噴き出して**突然明るくなる『アウトバースト』を起こすこともあります。まさに気まぐれです。

一生のうちに、肉眼で彗星を見られる機会はそう多くありません。
この秋はぜひ、夜空を見上げてみてください」

レモン彗星(C/2025 A6)の撮影に成功したら、記事でご紹介します!