10月、年度としては下半期に入りました。1日から3000品目以上の食料や飲料が値上げされ、半年ぶりの値上げラッシュとなりました。
アナウンサー
「厳しい暑さとなったこの夏、こうしたペットボトル入りの飲料を持ち歩くことが欠かせなかった方も多いと思うんですが、暑さが和らいできたこれからの季節、今度は手に取って値段を見て買うことをためらうことがあるかもしれません」
山口県山口市のスーパーでは開店前に、月初めの値札の付け直し作業が行われていました。今月値上げされる食品や飲料は、3024品目に上ります。
このうち「酒類・飲料」は2262品目と最も多く、特にペットボトル飲料は3年前は税抜きの希望小売価格が140円でしたが、1日から200円となります。また、納豆などの加工食品が340品目、焼き肉のタレやみそ製品など「調味料は」246品目に上ります。
値上げの背景には原材料価格の高騰や、人件費・物流費の上昇などがあるとみられます。
買い物客
「やっぱりこたえますよね。大家族の方は大変だろうと思います。金額が上がるだけはなくて、内容量が減ったりしてね、みんな値上げラッシュで」
商品によっては在庫がなくなるまで店頭の価格に反映されないものもあり、値段が上がる前の買い置きを狙った客もいました。
買い物客
「調味料とか油とか、食材はまあその日でいろいろメニューも変わるので、期限もありますし」
買い方を工夫して出費を抑えようとする人も。
買い物客
「なかなか量を減らすこともできないし、でも削れるのは食費かなとも思ったりしますし。まとめて買った方がいいのかと思いながら、ちょっと節約になるのかなっって」
県内の最低賃金は今月16日から時給1043円となり初めて1000円を超えました。引き上げ幅は過去最大ですが、それを越える物価の上昇。暮らしを守るための努力がしばらく必要なようです。