崖っぷちと聞いて…

学校の授業の一環で防災ワークショップに参加したことが語り部を目指すきっかけとなりました。

鈴木心彩さん:
「語り部活動をしているということで参加して聞いてみたら、最後の方に若い人が減っていて崖っぷちという話を聞いて、私にできることと考えたら語り部かなと思って参加して活動することを決めました」

大遥さんは受験生ですが、自分も参加することを迷わず決めました。両親も背中を押してくれたといいます。

鈴木大遥さん:
「この機会を逃すと後はないんじゃないかと思ったので。将来大人になったときもこういう経験は生かせると思うので」

9月20日、2人は岩沼市の伝承活動の拠点「千年希望の丘」で練習に臨みました。丘の頂上で床に埋め込まれた6つのガラスは、津波で被災した6集落を表しています。

「新浜、蒲崎、長谷釜…、何だっけ…」

自分の言葉で伝えることができるのか。本番まであと1週間。覚えることは、たくさんあります。

鈴木心彩さん:
「もう少しがんばりたいと思いました」