半年ぶりの「3000品目超」値上げ

帝国データバンクによりますと、10月に値上げされる食料品は3024品目。半年ぶりに3000品目を超え、前年同月比でも3.4%増加しました。

分野別では「酒類・飲料」が2262品目と最も多く、ペットボトル飲料は希望小売価格が税抜きで200円に。さらに「加工食品」はパックご飯を中心に340品目、「調味料」は焼肉のたれやみそなど246品目が値上げされます。

加えて、政府の補助金が終了することで電気・ガス料金も上昇。九州電力は標準家庭で507円、大分ガスは127円の値上がりを試算しています。

街の人からは「飲料が200円はもうついていけない」「食費はなかなか削れないので困っている」「離乳食も値上げしているので何とかしてほしい」との声があがっています。

帝国データバンク大分支店の吉元栄治調査課長は今後の見通しについて、「人件費が低下すると見ている経営者はおらず、物流費も下がる見込みがありません。数パーセントずつ食品価格の上昇が続く可能性が高い」と分析しています。