肝試し目的の不法侵入が多発 近隣住民からは不安の声

 また、この建物を巡っては新たな問題が浮上しています。それが「心霊スポット化」。

 近隣住民らによると、肝試しなどを目的に廃墟化した建物に不法侵入する人たちが相次いでいるというのです。寺のすぐそばには学校や公園もあり、不安の声が上がっています。

 (近隣住民)「3回くらいパトカーが来られたのは見ていて、誰かが潜んでたのか。落書きがあったりガラスが割られたりしていたようで」

 (近隣住民)「公園が近くにあるので、たまり場とかになってるというのは、不安なところはあるかなと思います」

 正圓寺は債権者から破産を申し立てられ、大阪地裁は今年6月、破産手続きの開始を決定しています。
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 建物も現在は別の会社の所有になっていますが、管理をしている男性も侵入者に頭を悩ませています。建物の入り口をふさぎ、立ち入り禁止の張り紙などをしていますが、なかなか効果がないといいます。

 (管理会社の男性)「不法な侵入は困りますね。窓が割られたりしていると、器物破損になりますから。そういう行為はやめていただきたい」