能登半島地震の影響で一部区間での運行となっているトロッコ電車の全線開通が、最短で来年秋ごろの見通しであることが30日わかりました。

黒部峡谷鉄道によりますと、能登半島地震による落石で損傷した「鐘釣橋」では、周辺の不安定な岩の塊の除去作業がことし7月末までに完了しました。

今後はさらなる落石を防ぐための「岩接着」という作業を降雪期までに実施完了させる見通しで、天候による変動はあるものの、最短で来年秋ごろの全線開通が見込まれます。

なお、全線開通後は、それまでの一時的に乗降可能な猫又駅での乗り降りはできなくなるということです。