8月に熊本県で発生した記録的な大雨では、浸水被害が出た避難所も少なくありません。

自治体が発令する避難情報と私たちがとるべき避難行動、その課題が改めて浮き彫りになっています。

「異常な降り方だった」

8月10日の午後10時すぎ、熊本地方で線状降水帯が発生。熊本地方気象台は、翌朝にかけて県内7つの市と町に「大雨特別警報」を発表しました。

「今回は特に難しかった...これまで経験したことがないような雨ということで、異常な雨の降り方だった」

こう振り返るのは熊本市危機管理防災部の清田隆宏部長です。