中国で9月の製造業の景気の良し悪しを示す指数が、判断の節目となる「50」を6か月連続で下回りました。

中国の国家統計局によりますと、9月の製造業の景況感を示す指数である「製造業PMI」は49.8でした。8月より0.4ポイント上昇しましたが、景気の良し悪しを判断する節目の「50」を6か月連続で下回りました。

国家統計局の担当者は、「製造業の生産活動は比較的活発であり、景気水準が引き続き改善した」と説明していますが、関税などをめぐる米中間の交渉で先行きに不透明感が残っていることなどから、景気の本格的な改善には至っていないとみられています。